事業内容
熱交換器とは
熱交換器とは、温度差のある2流体の間で熱エネルギーの移動・交換を行わせて,高温流体の冷却または低温流体の加熱を行う装置のことを言いますが、熱のあるところのあらゆるところに使われています。
以下が、熱交換機が使われている代表的な分野です。
熱交換器に対する社会的要請
人類が産業革命以降、長期的に化石燃料の有効利用を推し進め、エネルギー利用後の熱の処理を怠ってきた結果、大気中に温室効果ガスが増大し、これ等の熱が地球を蝕み始め、世界規模で海水温の上昇、また、海水温度がもたらす異常気象に世界中の人々が地球規模で翻弄され始め、遅ればせながら世界の企業は、化石エネルギー利用後の熱処理が重要であると認知し、この人類誕生以来最大となりうる危機を回避するため、地球温暖化の解決が待った無しの目標として解決しなくてはならない大きな問題であることを認識し始めております。
環境を基軸にした環境型社会を構築するための企業の新しい取り組みが求められるとともに、持続可能な国際社会の実現に向けた温室効果ガス削減に関する2020年以降の新たな国際枠組みを決めた「パリ協定」が発効するなど国際的合意がなされました。
また、日本に於いても当期2018年に「環境基本計画」「エネルギー基本計画」が見直され、温室効果ガスを2030年に2013年比で26%、2050年に80%削減する目標が設定されています。
地球温暖化問題-日本の対応
社会的要請
日本の温暖化への対応を受けて、社会的な要請が強まっています。
MiKuTAY熱交換器
MiKuTAYの起こしたイノベーション
熱交換器は用途に応じて、プレート式、フィン&チューブ式、シェル&チューブ式等がありますが、1885年から135年間もの間、熱交換技術に変化はありませんでした。
MiKuTAYは熱交換する素子の構造にイノベーションを起こしました。
流路の構造を変えることにより、旋回流による流れの安定化(層流状態の維持)による低流路抵抗と 衝突噴流の伝熱機構を採用した交換熱量増大の相乗効果で高効率な熱交換特性を実現しました。
又、自動車の燃費改良のための装置のEGRクーラーでの現行モデルとの性能比較実証実験では、5kwの熱交換量を得るために、プレート式ベクター型EGRクーラーは、10Kpaの抵抗が生まれるのに対し、MiKuTAYは、0.5Kpaで1/20という結果で、抵抗がほとんどないことを示し、高い評価を得ました。
MiKuTAY式熱交換器の特徴
MiKuTAY式熱交換器とは、現在一般的に使用されている熱交換器に比べ最小限の空間で伝熱面積を最大限に増し媒体の圧力損失を最小限に抑えながら熱交換量効率を飛躍的に拡大した新型熱交換器です。
耐圧性×高効率熱交換×超小型化 低抵抗×高効率熱交換×低騒音
一般的に使用されているチューブフィン式熱交換器の基本となるパイプ、フィンを新たな形状にしたものがMiKuTAY式です。その為、現在パイプを使用している熱交換器のほぼ全機種が適用対象となり、通称「コンパクト式熱交換器」と呼ばれている熱交換器はMiKuTAY式に全面的に置き換えられる可能性を持っています。また、筒を主体とした形態の熱交換器にも活用できるため、工業機器などに幅広く使用されているシェルチューブ式熱交換器の形態などにも大幅なコンパクト化をもたらす可能性を持っています。
※:詳細は、技術情報をご覧ください。
MiKuTAY式熱交換機の適用範囲